アユ発眼卵の池入れ
2017.09.29 Friday
9月29日は好天に恵まれ、小林市にある宮崎県水産試験場の内水面支場から仕入れたアユ発眼卵の池入れをしました。
先ず、支場で袋詰めにされたアユの発眼卵を袋ごと水槽に入れ、水槽の水温と袋の中の水温を同じにします。
その後、ハッチングジャーという孵化器の中に移し入れます。ハッチングジャーは、容器の底に当てた水の対流により中の水を
攪拌して、発眼卵が偏って固まるのを防ぎ、卵一つ一つに水が十分行き渡るようにしたものです。
シンプルですが、効率的なシステムで、孵化したアユの稚魚はハッチングジャーの上部の排出口から水槽の中に流れて行く仕組み
になっています。孵化率が高いと嬉しいです。
孵化には今後4〜5日掛かりそうです。孵化した稚魚には、ナンノクロロプシスを与えて栄養価を高めたワムシを給餌します。
年明け頃の出荷に向けて、大事に育てていきます。